40周年、30歳が70歳に
今年、おかげ様で、すまいる情報は創業40年を迎えることができました。
応援して下さった全てのお客様、お取引業者様、糧を与えて下さった街に感謝申し上げます。
40年と言えば、あたり前ですが齢も40歳増えます。
40年前30歳だったお客様は70歳、自然と高齢化に伴うご相談が毎年増え続けてきました。
特に女性お一人からのご相談が多く、お一人女性の味方を自認する私としましても、ご信頼頂いて、プライベートのことまで何でもお話いただけることは有難い限りです。
(もちろん男性お一人のお客様もいらっしゃいます!)
様々な専門家の方たちとも良い関係を築いて、とにかくNOと言わずに、いったんは受け止めることを信条としています。
もちろん、ご親族がいらっしゃる一人暮らしの方でも、子供や親せきに頼りたくない、頼れないという場合もあるでしょう。
そんな時、どんなことをすれば良いかの見出しになればと思います。当社も良きガイド役を目指して精進して参ります。
亡くなった後のことも準備
高齢期、またはこれから高齢期に入る、お一人住まいの方のご相談は多岐にわたりますが、不動産に関係しているところですと、おおきく3つになります。
①経済的なこと
*終の棲家をどうするか
*その資金はどうするか
*現金を持って賃貸暮らしが良いのか
*資産のバランスをどうしたら良いか
②健康面のこと
*認知症になりそう
*老人施設はどう選んだら良いのか
*施設費用はいくらかかるのか
*孤独死を避けたい
③手続き面のこと
*相続、生前贈与に関すること
*亡くなった後の財産処分や手続き
*遺言書のこと
*認知症になる前にやると安心な事
お一人でない方の場合は、残された誰かがやってくれることも、お一人暮らしの方は、生前に準備しなくてはならないところが異なります。お一人でやるのは本当に大変だと思います。
特に手続きのことが面倒で大変
「お一人」と言っても、そのカタチは様々です。
生涯独身で親族も全て亡くなっている方、子供がいないご夫婦で配偶者が亡くなっている方、ご離婚されていて子供がいない方、などなど、決して珍しいカタチではありません。
ご相談は、①経済的なこと、②健康面のこと、③手続き面のこと、の一部分についてのことが多いのですが、実はこの3つは関連していて、本当は三つを同時にカバーしていたほうが良いのです。
世の中は専門ごとに仕事が細分化していますので、すべての悩みに一つずつ専門家を回っていたら大変な労力がかかりますし、専門分野のベストの答えをしがちなので、ほかの悩みの解決にならないことが往々にしてあります。
そんな時、窓口になって悩みや問題を整理して、アドバイスしたり、しかるべき専門家につなぐ役が必要だと思って、当社では相談業務を行っています。
一人暮らし特有の手続きは
①②③いずれも大事なことですが、特に③の手続きについてが、ややこしくて分かりにくいという声が多くご相談件数も多くなっています。
ご相談にお越し頂くのが一番良いのですが、まだその時期でない方もいらっしゃると思いますので、紙面にてシリーズでお伝えして参ります。
該当しそうなことがありましたら、お気兼ねなくご相談にいらして下さい。
ご相談が多いテーマは次のような事です。
A 一人暮らしの方が亡くなった場合、相続人は誰になるのか、完全に親族がいない場合や、兄弟や離婚した前婚時の子供がいるなども含めて
B 相続人がいない場合はどうなるのか、寄付や血のつながらない人に財産を分ける手続きは
C 一人暮らしの方ならではの遺言書の書き方と注意点は
D 認知症になる前にやっておく事前の準備、忘れっぽくなった場合の財産管理のやり方は
E 亡くなった後の葬儀や役所手続きなどは誰にやってもらう、その費用は
私共はお一人で生き抜いて行く方の味方です。
ここに書いた内容に当てはまらない、個別の家庭事情に即した悩みなども、気になることがありましたら、ため込まずにお話頂ければと存じます。
すまいる情報東京 代表取締役社長
公認不動産コンサルティングマスター
竹内 健二
- 投稿タグ
- シニア・老後・終活, 相続・遺産・遺言・贈与