こんにちは。すまいる情報代表の竹内です。
俳優の西田敏行さんが亡くなり、とても残念です。
出演作は欠かさず観て大ファンでした。
アドリブ全開で、共演者は戦々恐々としたそうですが、ハイ、スタートの瞬間を全力で生きた方だったのだと思います。
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ある意味、生き急いだ人生とも思えますが、最近「生き急ぐ」テーマの本に二つ出会いました。
生き急ぐことは、どちらかと言うと、寝る間も惜しんでがむしゃらに働き早死にする、というようなマイナスイメージで捉えられていましたと思います。
その背景には、マイペースでゆっくり、時間はまだたっぷりあるんだから、という明日も状況は同じだという安心感があるのだと思います。
でも、時間はまだあるなんて、どうして他人が言えるでしょうか。
明日死に瀕するかもしれないし、世が激変して否応なく巻き込まれるかも知れないのです。
その本の一つは「生き急ぐ」もう一つは「生き急ぐ者のすべて」という著書です。
著者は30代と40代の若い方で、どちらも死線をさまようような大病をして余命宣告も受けている方々です。
今このときを新たな挑戦と実践に生きる人の「生き急ぐ」姿と言葉が胸を打ちます。
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コップのビールが半分になったとき、まだ半分あるという考え方がポジティブな考え方だと、人生訓としてよく語られます。
一方、もう半分しかない、というのは悲観的で消極的と思われています。
しかし、まだ半分あるという考え方には、無くなったらもう1本頼めばいいという安直さを感じます。
もう半分しかないと考える方が、いま飲む一口を味わおう、残りの半分を大切にしようという、積極的な意思を感じます。
ビールなら補給すれば良いかもしれませんが、人生の時間は、確実にガソリン満タンからスタートして、補給されることはないのですから、もう半分しかないと思ったら、他人と比べることなく、今を受け入れて一所懸命行動するのが「生き急ぐ」ことの真意だと感じます。
私も統計的には高齢者の仲間入りをしているので、色々と親切なお知らせが来ますが、統計に沿った生き方は「もうやめておけ」という心のブレーキになりやすいのです。
自分の生きたいように生きる「風の時代」に入った今、本人も楽しく、回りも幸せになる、本当の意味の「生き急ぎ」が、未来を造る礎になることを期待しています。
竹内 健二
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