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「すまいる通信12月号」 @すまいるたけチャンネル
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こんにちは。代表の竹内です。
新型コロナの感染者が中国で発見されたのが、ちょうど3年前の今頃でした。
その当時、京都大学の山中伸弥先生が、専門外だが、と断りを入れたうえでコロナ終息まで3年はかかる、とおっしゃっていました。
多くの人が大袈裟だ、もっと早く終息すると思っていましたが、まだ止みそうにありません。
特にご年配の方、施設や病院に入っていらっしゃる方は、行動が制限されて大変な3年間だったと思います。
コロナによって人と会うことや集まる機会が減ったことで、その大事さが却って身に染みた3年間でした。
ハーバード大学の有名な研究で、卒業生を75年間追跡し、晩年に幸せと感じている人の理由が明らかにされました。
地位でも財産でもなく、「良い友人、家族に出会って恵まれた」というものだったそうです。
たった一人でも、そのような人がいれば人数は関係なかったそうです。
当社では美浜にサロンを設け、相談という形をとって今年もたくさんの出会いを頂きました。
紙面を借りまして最大限の感謝を申し上げます。
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画家であり、書家、歌人でもある中川一政さんには、禅語を書にしたものがたくさんあり、オフィスにも絵葉書サイズのいくつかを置いて、時々眺めています。
禅は「いま、ここ」に集中することを教えていますが、以前ある師から、一粒のお米をじっくり時間をかけて、集中して味わってごらんなさい、と教えられたことがあります。
今箸でつまんだ、口に向かって移動中、舌の上に乗った・・・など今ここに集中する練習でした。
京都の妙心寺退蔵院でも、一粒の飴玉で同じようなことをやって7分間の禅を体験することが出来るそうです。
わび茶を完成させた千利休も、ただお茶を飲むという行為に、様々な作法を取り入れ、今ここを味わえるようにしたのではないかと思います。
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今ここに集中するということは、一つ一つの「今ここ」を丁寧に生きることだと言えます。
私の母が行っていた日常の「作法」は何だったのだろう、と思い起こしてみると、それは桶一杯の水でした。
朝起きると、台所の流しに桶に一杯の水を汲み、手酌で手を洗ったり、野菜を洗ったり、一日をほぼ一杯の桶の水で済ませていました。
今となってみれば、とても丁寧な生き方だったのだなあ、としみじみ感じます。
何をするにも、それが今この世の最大事業だと思うと、自然と丁寧な生き方になるのだと思います。
来年も、良き人に出会った、と思っていただき幸せの一助となれる人間になれますよう努力して参りますので宜しくお付き合い下さい。
皆々様が、お健やかな新年をお迎え頂けますようお祈り申し上げます。
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