こんにちは。代表の竹内です。
三寒四温の季節です。
この時期は薄着の人と冬支度の人が混ざる時期です。
河津桜が真っ先に咲き始め、何となく心が浮き立つのは桜を見ると感じる遺伝子のせいかも知れませんね。
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対面相談が多い当社は、コロナ下で「時代遅れ」かも知れませんが、インターネットや本で何時間も調べたけど、対面で話したら5分で納得できた、と言って下さるお客様が多いので、これからも人が集う場を中心にやって行きたいと思います。
なぜ、会って話し合うと理解が早いのか、インターネットや印刷物にないものは「目を合わす」ことと「肉声」です。
ヤマトタケルの時代から、争わずして大きく包み込む「言向け和す(ことむけやわす)」という智慧が伝えられています。
人類の長い歴史から見れば、口伝、口承の時代のほうが遥かに長いわけですから、もっとこの秘められた能力を活用できるようになればいいなと思います。
武田鉄矢さんの歌にも「いまも聞こえる、あのおふくろの声」という一節がありますが、記憶に残っているのは口伝です。
インターネットの検索は便利ですが、知りたいことだけ調べるので、反対のことや周辺のことは目に入ってきにくいと言えます。
一方、ことばで聞いた話は、調べたいこと以外の情報を含んでいる場合が多く、断片的な情報がパッとつながって、大きな気付きを得たり、モヤモヤが晴れることがよく起こります。
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先進企業でも、コーヒーが飲める休憩所を充実させたり、そこら中にホワイトボードを置いている例があるそうです。
これなど雑談の中のヒラメキを信じているからでしょう。
雑談、口伝できる「たまり場」こそアイデアの源泉と言えます。
そして「言向け和す」気持ちで交流すれば、庶民の中から良いアイデアが生まれ、それをボトムアップして国にやってもらう時代も来るのではないかと思います。
以前、郡山の磐梯熱海温泉に行ったとき、道のそこかしこに無料の足湯があり、のんびり使わせていただきました。
見ず知らずの人やお年寄りから口伝でお話を聞ける良い場だと思います。
すまいる情報も、良い世の中に向けてボトムアップできるポカポカ温かい「たまり場」の一つでありたいと願っています。
竹内 健二
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