こんにちは。代表の竹内です。
朝晩めっきり秋めいてきました。
56年前の東京オリンピックは、現在の体育の日10月10日が開会式でした。
選手にとっても見る人にとっても、やっぱり秋がいいですね。
オリンピックの延期も含めて、コロナ禍は、私たちの行動をずいぶんと制限させることになりましたが、旅客機や新幹線のガラガラの座席に、荷物を座らせて運搬している話を聞きました。
鮮魚などは朝、日本海でとれたものを冷凍せずに、夜東京で食べられるという、スピードが価値になっていることを知り、コロナでへこたれていられるか、という意気を感じます。
一方、鈍行の夜行列車「銀河」が期間限定で再開したとのことです。
夜行列車は、お金はないけれど時間はあった私たち学生の味方でしたが、今は寝台列車も豪華旅行の時代、早く着くより、なかなか着かないほうが価値があるように、人それぞれに思う価値に目を向けて応えることができれば、生き延びて行けるんだ、という励みにもなるニュースでした。
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コロナ禍を幕末の黒船にたとえる方もいらっしゃいますが、ここ30年の中でも「価値」の転換期であることは間違いないでしょう。
29年前のバブル崩壊、12年前の金融崩壊、9年前の東日本大震災、そして今現在のコロナ禍。
いずれの時も、私たちの会社も当然ですが世の中の会社や生活が大変な時期を過ごしています。
大変、という言葉を「大きく変える」と読み替えれば、それぞれの時期に、何を変えよと、お天道様が呼び掛けているのか、よくよく考えて実行すべき時期だと思っています。
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こう言いますと、流れに立ち向かって切り拓いて行く感じがしますが、逆に「流れに身を任す」のが良いことが多いのも実際あることです。
流れに身を任す、と聞くと消極的で無責任な印象がありますが、こうありたいな、ここへ行きたいな、というゴールさえはっきり意識できていれば、周りや時節が応援してくれて、勝手にたどり着いてしまうことを体験されている方も多いと思います。
いわゆる「引き寄せ」現象も、身を任せて脱力しているからこそ引き寄せられるのでしょう。
川の流れに身を任せられるのも、かならず大海につながっているからですし、道元禅師が「放てば手に満てり(原文ひらがな)」とおっしゃっているのも、目標を定めたら手放すことが大事で、ぎゅっと握ったままだとたどり着けないよ、と我流で解釈しています。
引き寄せも、流れに身を任すも、出発点か終点か、どちら側から見ているかだけの違いで、実は同じ事ではないかと思います。
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さて、このコロナ禍の真っ最中、現在の新浦安店が入っている事務所のオーナー様から、建物を建て替えたく退去をして欲しいと申し入れがありました。
行き先のアテはなかったのですが、即座に快諾しました。
これも意味があること、今度移転したらもっと幅広くご相談に乗れる場をつくろう、というゴールだけしっかりと心に刻んで、移転のことは頭から放してしまいました。
そうこうしていましたら、30年来のお客様から突然「事務所ビルを建てたので管理をしてくれないか」とご依頼がありました。
移転先を一つも探すことなく、これで解決して、その管理建物の一室に移ることにしました。
これが私にとっての「引き寄せ」であり「流れに任せる」ことでした。
改めて移転のご挨拶をさせて頂きますので、よろしくお願い致します。
竹内 健二