こんにちは。代表の竹内です。
残暑お見舞い申し上げます。
猛暑で、ご高齢のご親族をお持ちの方は室内での熱中症が心配な毎日だと思います。
私の亡母も認知症が出てからも自宅に一人住まいをしていましたが、あるとき真夏にエアコンが涼しくないと言ったので、母の電化製品をすべて購入している近所の電気屋の小父さんに見に行ってもらいましたら「暖房」になっていました。
こんな時、頼れる他人がいることは心強いと、つくづく思いました。
私の会社も効率と安さ追求の量販店ではなく、本業以外でも頼りにしてもらえる、そんなお店にしようと意を強くしたことを思い起こします。
どうぞ、皆様も室内熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。
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コロナウィルスの問題で、終活を早めたり、伸ばし伸ばしにしていた問題をやっつけてしまおうと腰を上げる方が増えました。
明日も今日と同じ何事もない日が来る、という気持ちが薄れてきたのだと思います。
不安にもなると思いますが、時間がなければ本当に大事な事しか、しなくなりますので、不安の反面、大事なことを見つめる良い機会になったのではと感じます。
私も、いまが大事なことに専心せよ、という神様の命令だと思っています。
仕事を40年近く続けてきて、場面は違えど一本の筋のように自分の考え方、生き方たに影響を与えた共通することは何だろうと振返ってみると、一つは「動物との関わり」でした。
まだ20代の駆け出しの頃、女性二人がお住まいの家の立ち退き交渉を命ぜられ、相手から最初は悪徳不動産屋のごとく塩を撒かれました。
ところが、その方たちがワンちゃんを訓練して今ほど一般的ではなかったアニマルセラピーという、病院に犬を連れて慰問に行く活動をしていることがわかり、これは素晴らしいことだと思ったので、会場を借り人を集めて講演会を開く企画をしました。
相手の方に、最初は立ち退かせる策だと思われたのですが、実際に開催が決まったら、本気が伝わり快く講演に出演して下さいました。
それからは仲良くなり、冷静なお話ができるようになり、転居の時はお礼にと、自ら描いた絵と本を頂きました。
河原まり子さんという絵本作家と、利岡裕子さんという犬の躾トレーナーがその方たちでしたが、今でもご活躍されているようです。
立場が違っても本当に世の中のお役に立つことなら喜んでお手伝いする、という今の原点になりました。
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また、現在朝日新聞で「それぞれの最終楽章・ペットとともに」という連載があります。
神奈川のペットとともに暮らせる老人ホームの物語ですが、亡くなる数日前になると、そばに寄り添って看取る犬の文福ちゃん始め、動物と老人ホーム入所者の物語が書かれています。
文福ちゃんは、不思議と、もうすぐ人が亡くなることを感知できるワンちゃんで、文福ちゃんの看取りが始まると施設ではご親族を呼ばれるそうです。
このホームは、私のお客様が入所されていて、たびたび訪れていましたので、情景が目に浮かぶようでした。
私の義母はホスピスで最期を迎えましたが、亡くなる直前私のところの猫を添い寝させたところ、撫でながら穏やかな顔になったのを見ると、ただそこに一緒に居るだけで与えられる力があるのだと気づかされました。
平和な世の中の実現に、人間以外のものに目を向けることも大きな学びになるのですね。
竹内 健二
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