こんにちは。
すまいる情報東京の代表、竹内健二です。
今年の中国の春節は2月15日から、日本中観光客で大賑わいとなるでしょう。
日本の旧正月は新月の2月16日、新月の日は、これから満月に向かってエネルギーが出るため願い事が叶いやすいという説もあるそうです。
今年は、この新月のお祈りをしてみようと思います。
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当社のお客様は、70代~90代の方が多く全体の半数以上にもなります。
仕事の特徴のせいでもありますが、私が小さい頃からの「年長者好き」という性格にもよっているのかもしれません。
子供のころから、年長者にくっついて遊ぶのが常で、自分の知らない世界を知りたいという好奇心が強いのでしょう。
そのままの性格で成人し今の仕事に至っています。
理由のひとつは、自分の知らない歴史、それも庶民から見た歴史風俗の話が聞けることが何より面白いものです。
もう一つは、体験した方ならではの知恵や工夫が、自分たちや子の世代の生きて行くヒントに満ちているからです。
啓発書を何冊も読むより、(反面教師も含めて)知恵に満ちています。
また、初めてお会いした方でも、お知り合いやご先祖様の代で、ご縁があった方も知れないと思うと、偶然ではなく当然という実感が、とても幸福感につながります。
それくらい「世間は狭い」と思っていますと、いい加減な仕事はできないという、戒めにもなります。
今回は、80歳と90歳のお客様のメッセージを紹介させて頂きます。
年長者好き極まれり、とご寛容ください。
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南房総市にお住まいで90歳の中森様は牧師様ですが、特攻隊で出撃命令を待つうちに終戦になった体験をお持ちの方です。
浦安にお住まいだったお客様の住み替え先として南房総の家をお世話し、その地域のお世話役をされていたご縁です。
私の亡くなった義父と同年の生まれ、義父は特攻基地のあった鹿屋の中学を出て同じころ海軍にはいっていたので、もしかしたらすれ違っていたかもしれません。
戦後は、救世軍や英語学校の設立など様々な事業にリーダーシップを発揮され、今でも現役で、お年寄りの暮らしやすい理想郷をつくろう、ご年配者の結婚を推進しようと言う活動をされています。
福井市にお住まいで80歳の野坂様は、59歳で会社を興されお子様に事業継承された後、80歳でもう一度起業された方です。
福井発で、日本の農業と若い世代の仕事と生活に夢を持ってもらいたいという一念から起業されました。
本国外で初めてのブータンミュージアムを造ってしまうなど、筋金入りの行動の方です。以前浦安にお住まいで、その時からのご縁です。
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お二人の行動力を伺うと、サミュエル・ウルマンの有名な「青春の詩」が思い浮かびます。
青春とは、年齢ではなく好奇心と希望、勇気と行動の有無であり、それがある限り何歳になっても青春の中である、という内容ですが、名だたる経営者の座右の銘になっていたり、お客様宅で額装されたものを拝見することもあります。
原文の直訳のものが有名ですが、立派すぎて敷居が高いような気がしたとき、新井満さん(千の風になっての訳詩者)の自由訳を知りました。
新井さんの訳の最終章では「心のアンテナを立て、いのちのメッセージを受信つづける限り、たとえ80歳であったとしても、あなたはつねに青春」と書かれていています。
損得を超え、メッセージを受信されたがために行動されているお二人の心持ちが私の中でびたっと収まりました。
竹内 健二
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