世の中、不景気報道が毎日繰り返されていますが、うっかりすると知らず知らず刷り込まれてしまいそうです。不景気は受け止めて対処しなくてはいけませんが、気持ちまで不景気にならなくてはいけない道理はないですよね。先週は、人の良心に触れて、元気になったことがありました。

実は先日、現金やカードを入れた財布をどこかで落としてしまいました。現金も入っているし、諦めの気持ちでいたところ、翌日、そのことは何も知らないインド人の知人から何気なく「記念品に」とガンジーの肖像が描かれている100ルピー札をもらったのでした。

意気消沈した気持ちでガンジーの顔を見ていたら、胸がサワサワっとして「良心」というイメージが浮かんできました。もしや、と思って、すぐ家の近くの警察署に電話をしてみたところ、そっくりそのまま届いているとのこと、とても嬉しい気持ちで受け取りに行きました。
ガンジーのご加護かも…と、辞典で調べてみたら、なんと誕生日が私と同じ日。

もちろん何の根拠もなく、ただのこじ付けに過ぎないのですが、こんな自分だけの思い込みも元気になる秘訣ではないかと思います。ところで、そんなガンジーの言葉と言われているもので、とても好きな箴言があります。
「明日死ぬかのように生きよ。永劫永らえるかのように学べ。」というものです。

まわりでイキイキしている方を見てみると、今日を精一杯楽しみ、スタート年令が遅かろうが、新しいこと、好奇心の赴くまま、まるであと50年生きるかのように何事か始めている方が多いです。これも体の細胞が喜んで元気になるコツかもしれませんね。

芸術家の岡本太郎さんは60歳を過ぎてスキーを始め1級を取ったり、ロケットの糸川博士が45年がかりでバイオリンを作ったり、やんちゃでスローな計画を立てると完成に時間がかかるだけに案外元気さが長持ちするのかも知れませんね。

竹内 健二