コロナ禍によって、不要なモノを処分したり、モノを買い替えたりする方が多くなり、廃棄物処理場が大変混んでいるそうです。
身の回りの「棚卸し」が進んだら、「資産も棚卸し」したいと動く方が確実に増えています。
すまいる情報でお役に立った事例をご紹介しますので、ご参考になればと思います。
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50代 定年後を見据えて【棚卸し】ローン→不動産
Cさんは、定年を10年後に控えた商社のサラリーマンで20年前にご自宅をお世話したお客様でした。
定年後は、再就職せずに、得意の外国語を生かして海外交流のサロンを開きたいという夢がありました。
外国から来る若者の就労をお手伝いしたり、海外へ雄飛したい若者のサポートをしたいためです。
そのための資金の補助に、ローンを組めるうちに賃貸不動産を購入して、定年時にはローンを終えて、賃料収入を活動費に充てたいというご相談でした。
現在の収入で家計は賄え、賃料収入はあてにしなくて良いとのことでしたので、賃料収入と経費のバランスをみて10年後にローンが終わる組み方をして、管理も当社で請け負って賃貸のことはお任せいただき、今から少しずつ人のネットワークを広げているとのことです。
60代 いったん現金に【棚卸し】不動産→現金
Fさんは10年前、50代の時に、親から相続した現金で賃貸用の不動産購入をお手伝いした女性です。
オーナーチェンジ物件という、賃貸中の物件をそのまま購入しました。
買ったその日から賃料が入ってくるためです。
コロナで不動産はどうなるのか不安でしたが、却って住宅需要が増えて、幸いなことに値上がりしました。
もともと不動産賃貸を本格的にするつもりはなく、普通預金にしておいても仕方がないという気持ちで、値下がりしにくい不動産を、というリクエストを当社に頂いて購入した物件です。
10年間、賃料で家計の助けに十分なってくれたので、遺産を残してくれた親も喜んでくれていると思いました。
子供も巣立って生活費があまりかからなくなった60代の今、何かあった時に子供のお世話にならなくて良いように、いったん現金化しようと思われたケースでした。
70代 娘の収入減を準備【棚卸し】不動産→贈与
Wさんは30年前にご自宅の買い替えや賃貸物件の購入をお手伝いしたお客様です。
独身のお嬢様がいらっしゃいます。
そろそろ相続のことも考えなくては、とご相談にいらっしゃいました。
ご相続で何が気にかかるかお聞きしましたところ、現金を相続すると怪しげな投資話に引っかからないか不安、この先も一人で生きてゆくのに生活費が継続できるか心配であるとのことでした。
それでは現金を相続させるより、現在お持ちの賃貸物件を生前贈与してはどうかと提案しました。
試算したところ、時価4千万円くらいのマンションが贈与税の評価で2千5百万円以内で、贈与税はかからないことが分かりました(相続時には計算上相続財産に戻します)。
魚をあげるのではなく、釣り方を教えるのが本当の援助という教訓のように、一時のお金より、お金を生む方法を残すことで、一安心して頂きました。
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