浦安では、世代の”好循環”が復活するのはいつ?
浦安の2014年は65歳以上の高齢者が1500人弱増えたのに反して、25~45歳の「子育て世代」は1600人以上減少しました。
住み心地が良く、財政も豊かな浦安は、もともと転居する人が少ない地域でした。高齢者が増えたというより、住み心地の良い浦安を出る高齢者が少ないところへ、団塊世代の方々が高齢者の仲間入りをしたのが実態ではないかと思います。
子育て世代が転入して来ようにも、新築はほとんど供給されない、中古も売却が少ないとなると、一朝一夕には解決しない問題です。元気な高齢者の転居先である都内の不動産価格の高騰が一段落つくまでは、しばらくこの現象は続くでしょう。
特に中町、新町は、分譲中心の街です。お若い方が新生活を始めるための賃貸住宅が少ないことも、子育て世代の減少を招いている理由の一つに挙げられるでしょう。
まさに、今、新浦安は”人口構成の端境期”と言えます。
このような、住み替えの選択肢が少ない時代は、将来のプランについてよく考え、私たち不動産の専門家ともとことん話し合って、「次の一手」をご決断頂きたいと願っています。
今年もご愛読頂きまして誠にありがとうございました。2014年は今号が最終になります。
今年、当社は新浦安で30周年を迎え、小紙も30年発行し続けることが出来ましたのも、地元のたくさんの方々から「いつも読んでるよ」「参考になった」というお言葉に支えられたお陰です。改めて感謝申し上げます。
結婚、子供の成長、独立、定年、病気や老化、など、人生の節目に当たった時、相談し甲斐のある会社を目指して、これからも、不動産以外のことでも、浦安の街と、浦安に暮らす人、市外に暮らすご親族、ご友人の方々のお役に立つことを、どんどん実行して行く所存です。
2015年をお健やかに迎えられ、幸多い年になれますよう、スタッフ一同願っております。
代表取締役社長 竹内健二