建築工事の人不足で、昨年より労務費が20%以上上昇

国交省で発表されている「公共工事労務単価」が上昇を続けています。昨年4月に15%引き上げましたが、今年も7%引き上げ、ここ1年で20%引き上げられました。一般に建築工事費は1/3が労務費と言われています。5000万円の新築マンションのうち工事費が3000万円の場合、1/3の1000万円が労務費とすると200万円以上「原価」が上がります。
新築価格が値上がりしていますが、土地が上昇した場合と、このように建築原価が上昇した場合がありますので、相場が上昇したと単純には言えません。復興工事、オリンピック関連、景気対策の公共工事など、「職人さん不足」は続きそうなので、建築費は当面上昇するものと思います。
これから建て替えする方、リフォームする方は、建築期間が長くなる傾向ですので、買い換えや仮住まいのスケジュールを綿密に立てられることをお勧めします。

新浦安の中古マンション売り物件が20%減少

「高くて、狭い」新築マンションから、「広くて、安い」中古マンションへ、買い手の目先が変わってきたのかもしれません。新浦安の、中古マンション売り物件在庫数は、1年前から20%減っています。一時的な動きなのか、このまま減り続けるのか、減り続けるようですと、需要が供給を上回り、価格の再上昇も考えられます。
新築の値上がり余波が、新浦安の中古市場に届くのはいつか、これから初めて購入する方、買い換えを考えていらっしゃる方は、情報収集が大事な2014年後半になるでしょう。

代表取締役社長 竹内健二