新浦安の相場は?

表は、2012年と2013年の、中町、新町のマンション取引の変化を表したものです(レインズデータよりすまいる情報が調製)。2011年の大震災の余波があった2012年と比べ、ここ1年は1.6倍の取引量、震災前の7割程度に復調してきました。市内での需要はかなり復活してきたと言えます。
今後は市外からの転入を待たないと、取引量は伸び悩むかも知れません。相場は、平均値を見ると「横ばい、水平飛行」に入ってきました。ここ20年で最低の相場水準だった2000~2003年のときは横ばい状態が数年続き、上昇に転じたわけですが、市川、船橋、江東区、などの新築が目白押しの現在、同じ動きになるかどうか、新浦安だけで判断できなくなっています。

賃貸物件をお持ちの方にも大きな影響がある「人口増」

市内の移動で、売買の取引量が増えたということは、市内の賃貸物件の空家が増えることを意味します。ご年輩の方が、年金の足しに、と思って賃貸物件をお持ちの場合は、大変な時代になりました。震災前のように、値上がりしそうだから、という理由で新浦安を選ぶ市外の方の目は、今は都内に向いています。これからは、高齢になっても住みやすい、お若い方も子育てしやすい、という” 生活実力”で人気を復活させたいものです。 次号が今年最後の発行になりますので、来年への展望に続けて行きたいと思います。

代表取締役社長 竹内健二