20代、30代人口は新築マンションと連動か

グラフは、ここ5年間の浦安市年代別人口推移です(毎年4月1日現在)。浦安市は、人口、世帯数とも、この5年間で増加していますが、20代、30代の、いわゆる「新婚、子育てスタート世代」の人口は減少傾向です。40代、50代が増加傾向なので、子育てがいったん始まると、定着傾向にあるとも言えます。千葉県内の6月の新築マンションの契約率は90%近く、平均価格は3396万円でした(不動産経済研究所調べ)。新浦安は、中古も「高い」と言われていますが、給与がまだそれほど高くないお若い層からしたら、安くて新しいマンションに魅力を感じるのも肯けます。20代、30代の方たちが、新浦安の中古ではなくて他市の新築を購入しているのも、世代人口の減少の一因かもしれません。

子育てに向く街、値下がりしにくい街の情報発信

先日、当社で築30年のマンションをお世話したRさん(30代)は、他市の新築を検討しましたが「子供が生まれた今、浦安を離れる気がしない」と、最終的に新浦安の中古を購入しました。Rさんがおっしゃるには、子供が増えたり成長してきたら、もう一回住み替えるかもしれない、そのとき買った家の値下がりは少ないほど次に移りやすい、だから浦安で、というお考えでした。あれほどの震災被害と風評にあいながらも、震災前に買おうと思っていたマンションが、さほど値下がりしなかった現実を見て、決断の後押しになったとのことでした。
すまいる情報では、40代、50代の、子育て経験豊富な方たちの「やっぱり浦安で子育てして良かった」という実感を情報として発信し、きちんと相場もデータで提供して行く事で、20代、30代の方たちの人口を増やす一助になりたく活動して参ります。

代表取締役社長 竹内健二