築40年以上のマンションは今後も増えていく

浦安市内では、築40年経過のマンションが増えてきたことから「リフォームしても、すぐに建て替えになったら勿体ない」「あと何年住めますか」というご質問をいただきます。

築40年以上になる新浦安中町地区のマンションは5407戸になります。

 

国土交通省のデータでは2021年末現在、築40年以上のマンションは全国に約115万戸あり(マンションストック総数の17%)、20年後には約3.7倍の約425.4万戸へ急増すると言われています。

国は「長期優良住宅化リフォーム推進事業」を立ち上げて、適正な維持管理や長寿命化のためのリフォームに対して支援を始めています。

 

この制度を利用し、4回目の大規模修繕時に外断熱改修工事を行っているのが、築55年の花見川団地(千葉市・1230戸)です。

工事費の8割以上を補助金で賄うことを想定しています。

 

 

 

建て替えは実際のところ難しい

(一社)再開発コーディネーター協会のデータによると、実際に建て替えを行ったのは中古マンション全体の約0.3%程度しかありません。

直近では、築57年の桜台団地(横浜市・456戸)が建て替えの決議をしましたが、検討が始まってから15年も協議を重ねた上でのこと。

近場では、北習志野団地が建て替え中で2026年に完成予定です。

 

一般に、建て替えは議題に上がってから決議まで最低10年はかかると言われています。

市内のマンションでは大規模修繕時に、外壁塗装だけでなく給排水管更新工事を行う等、長く持たせる傾向ですので、いずれ修繕か建て替えを選択する時期が来ますが、安心してリフォームして良いのです。

 


すまいる情報東京 新浦安店

小崎 直美