好調続く浦安、賃貸はファミリーの更新多い
今年も残すところ1ヶ月となりました。2019年の浦安不動産市況を、土地・戸建・中古マンション・賃貸分野で振り返ってみます。
土地の成約件数は23件(昨年22件)、成約価格平均は5,209万円(昨年4,028万円)でした。
今年は随分と値上がりしているように見えますが、昨年は20坪前後の小さめの土地取引く、今年は50坪以上の土地取引が多かったためで、総額が増えましたが、土地価格そのものの値上がりは数%以内でしょう。
戸建ても成約件数は39件(昨年47件・17%減)と減少しましたが、成約価格平均が5,090万円(昨年4,695万円・8.4%増)と値上がりしています。
土地・戸建ともに、今年は美浜、入船、弁天、今川エリアの売却が増えました。
今年の地価公示の値上がりと、チラシ販売価格の値上がりを見て、空家にされている方が「今のうちに」と売却の傾向が多く見られました。
中古マンションは件数、成約価格とも昨年とほぼ変わりません。
新築マンションの高止まりを受けて、中古マンション価格も値上がり傾向です。
新築ではなく敢えて中古を購入し、自分たち家族に合ったリフォームを楽しむ方が増えました。
リノベーション物件は今後ますます増えるでしょうが、購入する方はその工事内容と価格が適正なものか判断が迫られます。
賃貸に関しては、駅前物件以外の成約、問い合わせが減っています。
ファミリーの方は、購入希望の物件価格が高止まりしていることもあり、動かず更新が多かったです。
また、今年は消費税増税のためなるべくお金を掛けないで静かに過ごす方が多かったのではないかと想像しています。
東京オリンピック開催後はどうなる?
来年はいよいよ東京オリンピック開催ですね。
ニュースではオリンピックが終わると不動産が値下がりするのではないかと言われています。
これからは超高齢化社会の進行・共働き社会で職住近接・空家の課題が控えています。
私は、浦安は暫く好調が続くと考えています。現在浦安に住んでいる方、これから家の購入を検討する方に、「住みたい街」と思われている間は、価格は維持されると思っています。
すまいる情報東京 新浦安店
小崎 直美
- 投稿タグ
- 新築か中古か