若い方の人口増を担うのは元町エリア?

お盆過ぎからのこの1ヶ月は、新婚やこれから結婚予定という20代半ばのお客様と接点が多く、「若いって良いな」と、私もほのぼのした気持ちになりました。

浦安の街の活性化には、若い世代が増加して欲しいところです。

特に新卒者や、新婚さんなど、新たな人生の節目でのスタートを浦安で切ると、お子さんが生まれても引き続き浦安に住んだり、いったん市外に出ても、結婚を機に再び浦安に戻って来られるケースが多いからです。

 

若い世代とは、住民調査データ上15~29歳としますが、新浦安駅周辺は、ここ5年間、0歳~64歳のすべての層で減少しており、65歳以上が増えています。

お住まいの方の定着化による高齢者の自然増と、新たな住宅が建設されないので流入もないことが大きな要因です。

 

一方、新町では、高洲エリアで15~29歳の層が600人以上増えていますが、0~14歳のグループが600人弱減っていますので、中町地区と同様に、定着化で年齢が増しただけ、若い方の流入は少ないという見方ができるでしょう。

 

浦安市直近5年間の世代別人口増減(単位:人)

 

全体

入船

美浜

高洲

富士見

0~14歳

-2,195

-42

-9

-582

-35

15~29歳

3,908

-95

-296

615

421

30~49歳

-3,615

-387

-139

-1,066

36

50~64歳

3,002

-501

-488

826

631

65~74歳

2,125

250

259

278

106

75歳~

3,576

401

418

172

215

合計

6,801

-374

-255

243

1,374

 

テーマパークに近い富士見エリアが人気

15~29歳の人口が純粋に増えているのが、富士見地区です。

舞浜にも近く、テーマパークファンの方が希望するエリアで、倉庫などの跡地に新しいマンションが建って、若い世代に好まれやすいことが特徴です。

「家賃がもったいない」と1度も更新をせずに、住宅を購入される例がありました。

先ほど例にあげた新婚の方も、毎月の家賃と住宅ローン返済額が同等だからと富士見から新築建売戸建を購入されました。

 

浦安市に若い方が一定数入ることで安定した税収のもと、子育て世代、高齢者どちらも手厚いサービスが受けられる状態が続くように、これからもお手伝いしていきたいと思います。

 


すまいる情報東京 新浦安店

小崎 直美