無駄な保険の整理から増やす方向へ

バブル崩壊後は、家計防衛のため、入り過ぎていた「無駄な保険の整理」が流行りました。ところが最近は、3社以上と契約する人が3割以上になるなど、生命保険を増やすことで生活防衛しようとする動きが出てきました(10月29日付日経新聞記事。)現在、20代、30代の方は、企業年金や厚生年金がアテに出来ない世代。経済下降の情勢下、しっかりと将来の生活防衛に備えて勉強し、実行している方が少なくありません。掛け捨て型から、貯蓄型の保険に入る方が増えているようです。

不動産も「将来に対する保険」の時代へ?

最近、お若い層が住宅ローンを組んで家を購入する場合「団体信用生命保険」に関するご質問が多くなりました。定期的に週刊誌の話題になる「賃貸が得か、購入が得か」というテーマですが、ほとんどは生涯支払い額を比較したものに留まって比較しています。安定した時代では、このような比較もある程度意味がありますが、3年先、5年先もよく分からない時代、住宅ローンを組むと付いてくる生命保険=死亡するとローンが完済される保険に注目して、まさかの時のために家を購入する方もいらっしゃいます。いわば保険代わりの購入です。私たちも、先の見えにくい時代の不動産専門家として、お客様のライフプランやご事情に合った住宅計画のお手伝いをする必要が出てきました。これからは保険やお金の専門家とタイアップして、お客様サービスを進めて行きたいと思います。

代表取締役社長 竹内健二