意外に「高い」、元町の不動産価格

図は、ここ10年の地価公示価格の動きを表したものです。新浦安駅から徒歩10分の美浜と、浦安駅から徒歩10分の北栄を比較しました。リーマンショック直前のピーク時、坪当り20万円、50坪の土地ですと1000万円の差がありましたが、震災後の現在は「ほぼ同じ価格」です。大きな駐車場や工場跡地が30坪程度の建売住宅に生まれ変わり、これらの物件が総額4000万円台でよく売れています。
お若いご夫婦や少人数家族の方が購入されています。当社でも、土地の購入依頼をいただくのですが、坪100万円以下の土地はほとんどなく、旺盛な需要をまかなうことはできないでいます。

まずは”内需”で活性化、その次に市外からの需要が復活か

旧市街である元町エリアは、30坪以下の土地が多く、道路も区画整理が進んでいないエリアでは歩道がないところもまだあります。お子さんが出来たことを契機に、「同じ価格なら」子育て環境や道路事情が安心な中町・新町エリアに越して来ようか、と検討される方が増えて来ました。3ヶ月連続で下っている住宅ローン金利の後押しもあるようです。市場の復活は、まずは地元の方が動き、その動きを見て市外の方が動く、という順番だとすれば、着実に復活に向けて動きが出だした、とも言えるでしょう。
地元の方の「やっぱり浦安で子育てを」という動きを、私たちは外部に向けても発信し、安心して住み換えが出来る市場の復活に貢献したいと思います。

代表取締役社長 竹内健二