海側、新浦安に来なくなった買い手はどこへ?
震災前、海側のマンションへは他市から多くの買い手が来ていましたが、現在その動きは鈍く、市内だけの動きであることが、売り物件の停滞につながっています。それでは、今まで新浦安を購入しようとしていた方は、どこへ行ったのか、一部は新築マンションに流れているという調査結果もあります。
海側マンションの開発が集中した2000年~2004年からちょうど10年前後になります。震災の影響だけでなく、新築と築10年の比較で買い手に見られるようになってきた、とも言えます。これからは設備や築年数に代わり、新築にはない街づくりや、しっかりしたコミュニティ、教育環境などが、再び市外からの購入希望者が増え、海側の人気が持ち直すポイントと言えそうです。
駅周辺、多摩の建て替えマンションの売れ行き次第で再燃するか
いま、多摩ニュータウンで大規模な建て替えマンションの販売が始まろうとしています。旧公団の団地である諏訪団地(永山駅徒歩7分)で、建て替えによって旧所有者が「持ち出し無し」で新しいマンションを手に入れられるケースです。
旧公団系のマンションは一戸あたりの土地持分が多く、容積率に余裕があるので、「建て増し可能」だからこそ出来る計画です。新浦安も、公団系のマンションは、容積率に余裕があり50~80%建て増し可能なところが多く、多摩の成り行きに注目される方が増えるでしょう。
この諏訪団地では、建て替えが決まった後は、所有者はタダで新築が手に入ることが分かったため、投資客で値上がりしました。
多摩で建替えマンションの販売が成功すれば、これまでより将来の建替えを視野にいれたメリットを重視される方が増えるかもしれません。私は、多摩ニュータウンの支店にいるときに、この建て替えプロジェクトに意見を求められたことがあり、私自身も大変関心を持っております。新たな相場形成の転換につながる可能性もあり、楽しみなことです。
☆ 不動産もプライベート相談業の時代へ
インターネットの普及で、単なる不動産物件情報は、どなたでも検索できるようになってきました。チラシに載っている情報ではなく、これからは、自分にとって必要な情報は何か、ライフプランに合わせて、どのような決断をすべきか、そのようなお一人お一人のプライベートな相談相手となることが大きな役割だと思っています。ぜひご相談にいらして頂き、貴方様の希望と不安をお聴かせ下さい。
代表取締役社長 竹内健二