コンパクトマンションの建築が増加
コロナによってテレワークが一般化してきたことで、住宅相場の変化が続行中です。
郊外の広い住宅や、同じ地域内で狭い住宅から広い住宅へ住み替えが進み、売買も賃貸も広い住宅が需要増で値上がりしています。
一方、独身者にもテレワークの波は来ていて、30~40㎡のいわゆる「コンパクトマンション」の人気も上がっている模様です。
とは言え、都心部では坪400万円位の相場ですから1LDKでも4000万円を超えてきますので、周辺の区のコンパクトマンションが活況です。
建築制限でコンパクトマンションが建てられない区を除いて、練馬、中野、足立、大田、墨田などの区で新築の供給が進んでいます。
老齢化社会の進行に伴って、「おひとり様用」のマンションは今後も需要が伸びると思われます。
今後は、見守りやコンシェルジェサービスなどの付加価値を付ける方向に行くのではないかと推測します。
今の家は狭いけれど引っ越したくない人は・・・
「広い住宅」「コンパクトマンション」に続いて、テレワークの拡大による変化の三つめは「レンタル倉庫」の拡大です。
今の住宅では狭い、でも学校や生活環境を変えたくない、住み替えするには予算が厳しい、という方は、今の家にある荷物をレンタル倉庫に移して、スペースを創り出します。
都心部では1畳1万円と言われていますが、周辺部ではもう少し安いでしょう。
引越したくない方にとっては、2畳分借りて年間20万円として、子供が独立するまでの10年間のコストとして考えれば200万円は引越しするより「お得」感があります。
ビルごと収納レンタルボックスにしている例(日本橋地区)
今後テレワークで空き家になった事務所などが、空調完備のレンタル倉庫に転用されるケースが増えてくるでしょう。
レンタルボックスも新たな投資対象になるかも知れません。
すまいる情報東京 代表取締役社長
竹内 健二
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