依然として根強い不動産による収入確保

私たちに寄せられるご質問の中で多いのが、今は買い時なのか、オリンピック後まで待ったほうがいいのか、というものです。

正反対の論があって、迷うのも当然だと思います。

 

お客様の物件探しをする実務家から申し上げますと、自分の希望に叶った物件と巡り合った時が買い時ということです。

多数ある「玉石混交」の物件から、「玉」だけを取り出すと、それだけで半分以下になります。

その「玉」と思える物件から、価格や物件の質、立地、今だけでなく将来の計画などのモノサシを当てますと、希望に合うものは、ほぼ1ケタの戸数になります。

実感としては、売りに出ている物件の0.1%以下です。

 

もちろん、条件が厳格過ぎて、ほとんど可能性のないものを探しても無駄ですから、ある程度の許容範囲をもってしてもです。

それくらい、不動産との出会いは、人との出会いに通じるものがあります。

ですからピンとくるものに出会えることは、それだけで超確率現象と言えるでしょう。

 

良い物件との出会いと収支の損得

今投資物件を始め、都内のマンションは高騰して高止まりと言われています。

自宅として購入するのであればローンを増やすことに対して、決断が鈍ることもありますが、投資用は、良い物件であれば早いほどよいと言えます。

希望に合った大変魅力的な物件が3000万円、貸すと手取りで10万円、年間120万円の場合を例にとります。

 

高どまりだからということで、3年ほど様子見していたら1割300万円差下がったとします。

先に買った方は、すでに3年間で360万円の収入を得ており、3年後の原価は2700万円と大差ありません。

価格が下がるということは、賃料も下がる可能性があり、もしその時に空家を買って募集すると、家賃収入も下がるケースもあるでしょう。

 

下がると買いやすくなるため競争相手も増えます。

したがって、買い急ぐ必要はありませんが、資金に余裕があり、良い物件で、今後も賃貸需要が十分望めるエリア、質的にも良いものであれば、高止まりのとき、他の方が控えているときに押さえるのも一法と言えます。

早く買えば、早く収入になり、たとえ後々値下がりしても、値下がり分は回収済となるのです。

 

どうぞ、私たちに、ピンとくる物件のことをおお話しください。

憧れや個人的な趣味でも良いのです。ぜひお力になりたいと願っております。

 


すまいる情報東京 代表取締役社長
竹内 健二