戸建て人気は暫く続きそう
コロナ禍で在宅勤務が普及している中、戸建てが売れているというお話は今までにも取り上げてきました。
戸建てはマンションよりも広さがあり部屋数が多い、上下階の騒音も気にならない等…、テレワークに向くというものでした。
データで見ても成約数は増えています。
浦安市内直近1年の戸建て成約件数は76件に対し、コロナ前である2018年度は50件の成約でしたので52%も増加しました(東日本レインズに拠る)。
成約平均価格は2018年度が4664万円に対し、直近1年では5578万円と19%上昇しています。
住宅市場の場合、購入希望者に対し物件数が少ないと価格は上がる方向に動きます。
暫くこの傾向は続くでしょう。
どんな傾向がみられるか?
売却する方からのご相談で多いものに、空き家にして売った方が良いか、居住中の方が良いか、があります。
売却後の行き先、その他ご家族ごとの状況をよく伺った上でご提案しています。
購入検討者からは、居住中の方が家具の置き方や住まい方等参考になって良いという声もありますが、直近1年では成約のうち40%が空き家売却でした。
住みながら売却は、比較的築年数の新しい戸建てが多い傾向です。
昭和50年代築の中古戸建ては今まで土地(古家あり)として売買されることがほとんどでしたが、中古戸建てとして売買の事例が出てきました。
新築を購入する予算が無い方でもリフォームをすれば広くて部屋数が手に入るのが魅力でしょう。
近年では安心して中古戸建てを購入できるようにホームインスペクションの利用や、定額制リノベーションも一般的になってきました。
在宅時間が増えた今後は、戸建て住宅の需要はさらに増加すると考えています。
すまいる情報東京 新浦安店
小崎 直美