無理してローンを組まない若い世代が増えて来た
東京オリンピック関連の湾岸地域、再開発が進む東京、品川、渋谷、新宿駅など、都心部の再開発地域の中古マンションは、かなり値上がりしています。
投資で値上がりを狙った思惑買いする方も多く、自分が住むために購入したい方にとっては高根の花となっています。
その沸騰ぶりから一歩離れて、便利で街が活発なエリアで住宅探しをする方が増えています。
無理して限度いっぱいまで住宅ローンを組みたくない層です。
バブル時代(平成元年~5年)に建てられたマンションで70㎡前後、駅から徒歩10分以内の実際の取引事例で比べて見ますと、千代田・中央・港区の都心3区では、6~7000万円、品川・渋谷・新宿の準都心3区では5~6000万円の取引が中心です。
一方、足立・葛飾・江戸川の東部3区では、半分の価格3000万円前後です。
堅実派の30代の方にとって、3000万円のローンは毎月10万円の支払いなので無理のない範囲なのでしょう。
1980年以降、最大級だったのは、東京では中央区の「ザ・トーキョータワーズ」2799戸、神奈川では川崎市鶴見区の「クレストプライムレジデンス」2506戸、埼玉では所沢市の「西武小手指ハイツ」2100戸ですから、2倍近い規模です。
高度成長期に住宅公団が開発したニュータウンさながらの工事風景が今なら見られます。
再開発で注目される町の陰で注目される街は
若い層の住民が増えることは、消費が増え、子供の声も増えます。
今は、各路線が乗り入れていることも大きな要因です。
そんな中、話題には上りませんが、隠れた人気地域と言われているエリアがあります。
足立区は「文化産業・芸術新都心構想」を掲げて5つの大学誘致に成功しました。
北千住の発展ぶりは目覚ましいです。
また、日清紡の工場跡地を都市再生機構が開発した西新井もとてもイメージアップしました。
葛飾区では、浅草線に乗り入れている青砥や、北千住同様、東京理科大が移転してきた金町などが人気です。
江戸川区では、線路はすべて東西に走っていて、路線ごとの人気エリアとなっています。
JRでは小岩、新宿線では船掘、東西線では西葛西などが注目されています。
老後資金を残して住み替えるにも適した街に
70㎡3000万円というマンション選びは、若い層だけでなく、シニア層の終の棲家にも優しい価格帯です。
現在のご自宅が5000万円で売れるとしたら、差額の2000万円は老後資金に回せます。
ご主人の残された退職金や預貯金の範囲内で収まるという方もいらっしゃるでしょう。
東部3区は、土地も平坦なところが多いのも魅力です。
若者が増えた街、若いファミリーの子供の声がする街で、老後を過ごしたいと言う方には、ご検討してみても良いのではないでしょう。
すまいる情報東京 代表取締役社長
竹内 健二
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