使い道のない土地は「とりあえず放置」で良いのか? ~ 所有者不明土地に歯止め、マイナンバーで一括管理へ

現在の相続登記は任意で、何代にもわたって登記をしない土地が「所有者不明土地」の原因になっているという懸念から、登記の義務化の検討が法務省で進んでいます。

「所有者不明土地」は主に地方の農地、山林などが多いのですが、相続でもらっても利用価値や換金価値がないと、そのまま放置、というケースが多いです。

 

登記が義務付けられていないことと、登記簿を管理する法務局は遺族が死亡を届け出る自治体と情報共有ができていないことから、マイナンバーで、戸籍や固定資産課税台帳、登記を一括管理する法改正が来年の通常国会に提出される動きです。

 

使い道のない土地は、「とりあえず放置」されているお客様もいらっしゃることと思いますが、いざ登記、となると費用も時間もかかります。

相続人はネズミ算式に枝分かれして行くと、判子を揃えるだけで大変です。

これから相続される方は、相続人が少ないうちに登記をしてしまい、その費用も相続人で按分すれば「もらい損」も軽減します。

当社では、使い道のない土地の相続登記手続きも専門の司法書士と一緒にお手伝いしています。
該当しそうな方は、どうぞ一度ご相談ください。

 

今後の老後資金の組み立ては? ~ 公的年金の繰り下げ支給、70歳以降も可能へ

支給開始年齢を繰り下げると年金の支給額が増えますが、現在の繰り下げ支給は70歳で頭打ち、これを80歳まで繰り下げ可能にする法案の提出が検討されています。

70歳を超えても現役勤務して給与を得ている方は、どのみち年金を減らされてしまいますので、選択肢が広がるかもしれません。

国民年金は、65歳で原則月額約6.5万円で現行70歳に繰り下げると約9.2万円になります。

それを80歳まで繰り下げると65歳の2.2倍の約14.7万円になる計算です。

年金支給を先延ばししたい政府の目論見が透けて見えますが、定年延長とセットでこれから議論されて来るでしょう。

 

今後の老後資金の組み立てとして、以下のような方法が考えられます。

 ① 65歳定年による満額年金+預貯金
 ② 65歳定年による満額年金+投資、賃貸経営
 ③ 生涯現役による給与+割増年金
 ④ 早期リタイアで年金なし+投資、賃貸経営

これは健康で元気であってこその選択、図らずも心身にご病気をされてしまった場合は激変せざるを得ません。

お元気な方も、そうでない方も、老後資金には、自宅の活用、という手も残っていますので、当社でも何かとご相談に乗れるかもしれません。

まずはお電話にて、03-6661-7642(日本橋店) / 047-354-3331(新浦安店)までご連絡下さい。