新年あけましておめでとうございます。
新年のおせち料理には祝箸を使うことが多いと思います。この箸(はし)という音(おん)は言霊と言いますか、「離れた間をつなぐもの」という意味だと、さる禅僧のお話で知りました。

橋(はし)・・・離れている土地と土地をつなぐもの
箸(はし)、嘴(くちばし)・・・食べ物と口をつなぐもの
梯(はしご)・・・低い所と高い所をつなぐもの
階(きざはし)・・・地上とお堂をつなぐ階段

この方面に明るくはないのですが、話を聞いて得心しました。私達の役割もこの「はし」のようでありたいと感じました。

子が老齢の親を近くに呼び寄せる、遠方の友達が近くに住む、そんな離れた地をつなぐ「橋」のような役割、生活を充実させたいときの「箸」のような役割、広い家にステップアップしたい、また小さな家に換えたい、という上ったり降りたりするときの「梯・階」の役割を担っているのだと考えています。

これから先、少しでも頑丈な橋に、少しでもお客様にとって心地良い梯になれるように努力して行きます。親子、家族、友人、地域のつながりが強くなり、広がることに関われることを誇りに思っております。これからもお客様の、つながりの希望を伺ってお役に立って参ります。

今年が、貴方様にとって、たくさんの良い「つながり」ができる年になりますことをお祈り申し上げます。

竹内 健二