子供世代の転入で新浦安の街は若返る?
親子が同居する、近くに住む、という高齢化時代の今後のあり方を考えますと、親が子の近くに来るより、親の居る新浦安に子が来る、という形のほうが数としては現実的なようです。私の母親も今年90才ですが、亡父の建てた家に「居られるだけ居る」という考えです。ヘルパーさんや近所の方に面倒を見ていただいて本当に有難いですが、それだけ親は慣れ親しんだ土地を離れがたいということでしょう。子供世代が新浦安の親許の近くに来ることによって、若い世代の人口が増える、活力のある街であり続けるためには、子供からお年寄りまでバランス良く住まわれていることが大切です。新浦安という、交通の地の利に優れ、また平坦な土地、恵まれた市の財政力など、お年寄りにも子育て世代にも住みやすい街の特長が、家余り時代にあっても資産価値の大きな源泉と言えるでしょう。
サービス付高齢者施設が満杯状態の新浦安では
先日、明海にある高齢者施設のグッドタイムリビング様へ、研修見学にスタッフと行ってきました。ほぼ常に満室状態とのこと、入居者の仲間に囲まれて看取りをされることもある、というお話に高齢者にとっていかに家族や友人の存在が大きいか、認識を新たにしました。10年後の2025年になると、団塊世代の方たちが後期高齢者の仲間入りとなって、日本の国の高齢化がピークに達して行きます。施設が満杯、民間の土地かん゛少ない新浦安では、そうそう施設の開発も難しいでしょう。これからは、在宅介護が推進される流れです。同居しやすい家はどんな家か、子供世代が親の近くに住むとしたらどこに住みたいか、不動産チラシのような「東京まで何分、テーマパークの街」というようなニーズも一定量あるでしょうが、これからは「介護」というニーズで見た場合の不動産市場の変化が新浦安に起こるでしょう。
すまいる情報では、施設も含めた「望ましい終の棲家と介護」をテーマに、地元の方にお役に立つお世話を増やして行く所存です。どうぞ、初めの一歩のご相談をお気軽にいただければと思います。
代表取締役社長 竹内健二