この1年で売り物件在庫が40%も減少に

震災後、買い手が減って売り物件の在庫がピークだった2012年の6月が156件。1年経って、今年の6月現在の売り物件在庫は95件、40%も減ってきました。景気回復感とともに、住宅ローン金利の先高感や増税を前に購入に踏み切る方が増えてきたと言えるでしょう。このまま、減少傾向が続くと、買い手が多く売り手が少ない、震災前の”新浦安スタイル”に向かう可能性もあるでしょう。

【図:新浦安のマンション売り物件の月末在庫数】 ※レインズデータを元にすまいる情報が調製

2013年前半期の大きな特徴は?

一番大きな動きは、この1年間で減った在庫数61件中、「初めて購入」に向くと言われる4千万円台以下の物件の減りが47件にも上ったことです。当社で先月ご契約頂いたSさんは「オープンハウスを見に行こうと思ったら売れていた、ということが3回続いたので、値上がりしてしまうかも知れないと思い、早めの決断をしました」とおっしゃっていました。Sさんのように思われる方が増えてきました。また、5千万円以上で100㎡を超える海側の物件も減少傾向、売れ出しました。

新浦安に若い層が転入し来てこそ、本当の需要増

ただし、景気や金利動向による需要増は、「需要の先食い」と言われ、ずっとは続かず揺り戻しがあります。購入者人口が増えることが、本当の需要増による相場の上昇と言えます。そのためには、子育て世代の方たちが、転入してくることが資産価値の維持にもつながります。私たち、すまいる情報では、今後の新浦安の発展のためにも、子育て層が転入してきたくなる魅力を作り情報発信することに微力ながら取り組んで参ります。

代表取締役社長 竹内健二